この記事はShiftallのプロジェクトに関わるメンバーが日替わりでブログを更新していくアドベントカレンダー企画の8日目です。その他の記事はこちらのリンクからご覧下さい。
アドベントカレンダー2018
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こんにちは。
わたくし、小麦むぎ酒は業務内容で中国に関わることが多いので、ここ数年で私がハマっている中華の飲食物の一つであるチーズティー(もしくはチーズクリームティーと言った方がわかりやすいだろうか)を紹介したいと思います。
2018年、日本の巷ではタピオカミルクティーが流行っているようですが、チーズティーを取り扱う店舗も増えてきていて、テレビ番組でも取り上げられていました。これから更に知名度を上げて、ゆくゆくはタピオカドリンクを超えていくのかどうかが気になるところです。
「タピる」という言葉があるくらいタピオカは主役ですが、チーズの場合だと「チーズる」と言われたらラクレットやチーズタッカルビが連想されそうですねぇ……。
チーズクリームティー or チーズティーとは
チーズティーを聞くと多くの方が「チーズとお茶って合うの？」と怪訝な顔をします。見栄え的にはカプチーノの泡もしくはビールの泡をお茶に乗せた感じで、味はお茶の種類にもよりますが、チーズケーキと紅茶を一緒に口内調味していると考えれば、そんな悪い組み合わせでもないことがなんとなくイメージできるかと思います。
タピオカドリンクスタンドで注文する際は、ベースとなる飲み物の種類、甘さ、氷の有無など選択肢がありますが、チーズティーも同様に選べることが多いです。店にもよりますが、お茶の種類は紅茶、烏龍茶、緑茶、抹茶、フルーツ茶など豊富に選べます。
一方、チーズクリームのバリエーションはそこまで多くありません。なのでチーズクリームの味でその飲み物の美味しさが決まるくらい大事な要素ということですね。
そんな大事なチーズクリームですが、もちろん店によって甘さ、塩加減、濃厚さ、滑らかさに違いがあります。好みもあると思いますが、私はチーズクリームとお茶の味を存分に楽しむために氷は抜きにしています。
(写真は自作のチーズティーで、チーズクリームの分量を入れ過ぎてしまいました……)
チーズティーはどこから生まれたのか
私が調べた範囲だと元祖は特定できませんでしたが、恐らくはGreater Chinaの南方地域からだと思います。実際、台北のドリンク店ではミルククリームとチーズクリームどちらも売られていましたので、チーズクリームはミルククリームの派生かと思っています。日本でも展開している台湾のドリンク店「ゴンチャ」ではタロイモクリームなんてのも販売していますからね。
あくまで経験論ですが、従来の中華圏のドリンク店は選択肢がとても多様でしたので、チーズクリームティーはそこまで突出してこなかったのかもしれません。そこに現れたのが「HEYTEA」(漢字で「喜茶」、「HEY」には「喜」の広東語発音がかけられています)という広東省発祥のドリンク店。このドリンク店も初期は多様な飲み物を提供していたそうですが、メニュー数を減らして選りすぐりのものだけを残しました。
今はベーカリーも展開しているHEYTEAですが、私が初めて訪問した時はチーズティー、フルーツティー、普通のお茶くらいのドリンクカテゴリーしかなく、お店の内装や雰囲気もドリンクスタンドというよりはスタバのようなカフェでした。
美味しいチーズティーとオシャレなブラントコンセプトで若者の心をつかんだHEYTEAは広東省の地方都市から広州、深圳、北京、上海などの大都市圏に進出していきました。最近はシンガポールにも進出し、海外展開も進めてるようです。それと同時にチーズティーを飲んだ華僑が米国やニュージーランドで店を出すようになり、その中でLAで有名なお店「Little Fluffy Head Cafe」がキリンとコラボしていて、色んなルートで日本上陸してきています。
余談ですが、開店当初は「ROYALTEA」(漢字で「皇茶」。因みにHEYTEAになる前にHEEKCAAを経ています)だったようですが、模倣店がたくさん出てきて気づいたら商標も他人に取られてしまったそうです。中国区内のみならず、韓国、ベトナム、タイ、日本にもHEYTEAの模倣店があり、結構繁盛しているようです。
そして実はHEYTEAは日本でも商標登録しているんですよ。開店が待ち遠しいですね。
チーズティーが飲める場所
最近取扱店がまた増えたようで最新の情報ではないですが、多分東京で最初にチーズティーを出し始めたのは彩茶房ではないかと思います、
彩茶房 | 初めての美味しさに出会う、ときめきのティータイム。 お気に入りは、どれですか。
http://saisabo.com/
最近同じ運営会社が新宿にhappylemonというお店を出したそうです。その他ですと恵比寿のコンマティー、原宿のフォーチュナーティーボックス、あと一部のパブロでも取り扱っています。お店によってドリンクの容器やオススメの飲み方も異なるので、気になる方は飲み比べてみるのもいいと思います。
ネット上でもチーズティーの作り方が色々シェアされてるので、興味ある方は自宅で挑戦してみるのもいいですね。